タカビーです。


 〜めっきり寒くなりましたねぇ。〜


ウチでは、もうコタツが有るもんで、私がその上でノートPCを開いて深夜まで、ってパターンが多くなりました。


 〜この季節になると、いろんなことが思い出されます。〜


個人的に、一番人との別れが多かったのがちょうど今頃の季節でしょうか・・・・・・・、


いつも固いことばっかりなんで、今日は私のギャンブルに関する想い出を一つご紹介させていただきます。



 〜『K君との別れ』です。〜


一昔前に、パチスロはAT機が全盛時代だった頃があります。(10年前くらいでしょうか)


私がその頃通っていたパチ屋で、ちょくちょく顔を合わせる若者がいました。


 〜年の頃20歳くらい、
  礼儀正しく気のいいお兄さんで、名前はK君。〜


 〜たまにギターを抱えて、
  駅前に居る事もあった好青年でした。〜



あの頃は私もまだ若かったので、彼らといい勝負出来るくらいの力は有りました。
(大花のビタくらい出来ましたから。)


 〜私と彼はなぜか気が合いました。〜
 あの頃、たいてい私は大花かアステカを打ってましたね。


一方、彼のお気に入りは獣王で、粘りと勉強熱心さのおかげで、彼のホールでの勝率はかなり良い方でした。


彼がホールに来るのは、決まってバイトの無い日の朝からで、大抵は朝から順調に出すか、負けていても、後半粘って吹かせるパターン!


パチスロは、バイト以外の彼の収入だったんですよ。


 〜いわゆる、セミプロでした、彼は・・・・・。〜



 〜でも、そんな彼にも、試練が訪れました。(*´ー`)〜
 ある日突然、さっぱり勝てなくなったんですね。 


[粘れば、傷を大きくする]、[諦(あきら)めれば、カマを掘られる]が数日間続きました。


そしてついに、軍資金が底を着いたのか、とうとう彼はその店に来なくなってしまいました。


 〜そうして、彼が来なくなって
  1ヶ月ぐらい経ちましたか・・・・・、〜
 

 〜そんな或る日、彼はまた
  ふらっとその店に現れたんです。〜


「久しぶりやんか!」と私が声をかけると照れた顔で、


「真面目に、バイト行ってましたから・・・・。」と答え、彼は以前の様に獣王のシマへ向かいました・・・・。


 〜私は彼のことが気がかりでした。〜


なぜなら、いったん離れたツキの神様がそうそうは戻ってこないことを良く知っていたからです。


その後、私は席を立ち彼の様子を見に行ったのですが・・・・、


 〜予感は的中しました。〜


彼は、もがき苦しんでいました。
気の毒なくらいサッパリだったんです・・・・・・・。


「ハズレ来ても、さっぱり、サバ(サバンナチャンス)引かないんっすよ。」苦笑いすると、彼はまたサンドに千円札を投入しました。


 〜時刻は、もう3時を過ぎようとしています。


この時間で持玉遊戯でないとすると、およそいくらやられているかは、容易に想像できました。


“やられ方がハンパじゃない・・・。”
私は、彼のことが心配になりました。


いいえ、あの日の勝ち負けのことではありません。


 〜これからの彼のことが・・・・、
  たまらなく不安になったのです。〜



現実は、『悪い時にはかくも非情なくらいに予想を裏切らない』ものです。


 〜でも・・・・・、私はわかっていたんです!〜
 彼が間違いなく無一文になることを・・・・・・・・。




夕方5時頃、彼は私の横の椅子にペタリと座り、2枚のコインを私の受け皿に投げ込み、“ふう!”とため息をつきました。


「今月のバイト代、全部やられましたよ・・・・。」


そう言った彼に対して私は、「どうすんの? これから・・・・。」とは言えませんでした。


彼のその言葉が・・・・・・、


 〜彼にとってどういった意味を持つのか
  よくわかっていたからです。〜


一言、「大変やったね。」そう言うのが精一杯だったのです。


そしてそれ以来、私はホールでも駅前でも、彼の姿を決して見ることは有りませんでした。 (-"-;)


 〜あの日、ホールを去って行く彼の後姿を、
  私は決して忘れません。〜


常に勝てるなら、それはギャンブルではありません、ビジネスです。
逆に云うならば、たまたま勝ち続けても、



〜ギャンブルは決してビジネスにはならないのです。〜


おわかりでしょうか?




 〜今日は、少し湿っぽいエピソードでしたね。〜


最後まで、有難う御座いました。


それでは

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