こんばんは、タカビーです。

最近、「アベノミクス」という造語が氾濫していますが、ようは阿部新総裁が掲げる新経済政策を称して、そう呼ぶようです。

金融緩和と公共事業投資・インフレ促進が売り物の経済政策と見ましたが、どうも悪い予感がします。アベノミクスを簡単に、そう! かーんたんにいうならば…

「物の値段が上がって 雇用が生まれない しかも賃金上昇も見込めない」ということでしょう。これから先日本という国は、どうなるのでしょう? ますますわからなくなってきました。おそらく今まで以上の二極化が進むのでしょう。

それと…

何だか巷では、国防を言い訳に「軍備拡張」が正論になりつつあります。開戦しちゃえばいいとか、核軍備とか、好戦的な人も目に付くようになりました。

ボクは半世紀以上前に犯した過ちを繰り返す道に、今この国はドップリと浸かり始めているような気がします…。

さて、今日は保険屋シリーズその7をお送りいたします。


パチ屋で誰かを呼ぶとき

パチ屋の中で誰かを呼ぶとき、幅を利かせているのがいわゆる「代名詞」である。

つまり、「オニイサン オネエサン おっちゃん おばちゃん」などといった言葉である。

それはなぜか? 簡単な話だ。殆どの人が知り合いの名前と素性など殆ど知らないのである。

ボクも経験があるが、人間というものは名前で呼ばれないうち呼ばないうちは、本当の付き合いが出来ていない。つまり、自分は相手のことを信用していないし、相手だって自分のことを信用していない、というわけである…。



■賭場でのルール

実はこういったハナシは、パチ屋以外の世界でもある。特筆すべきなのが男女の世界である。

心を許せない男女はお互い名乗ろうとしない。このことは、それなりの遊びを経験した人であれば納得できることだろう。

だが男女以外の世界で、そういったルールが存在する場所がいくつかある。一つは酒場である。酒を帯びれば、誰の言うことも信用してはならない。というのがその本音というか、酒場でのルールであろう。

さて、ここで話を博打のことに戻そう。

バクチは現金前払い。それは今も昔も変わらない。それは最低限のルールなのである。その理由としては、そもそもバクチ打ちなど信用などできないということもあるだろうけれど、「勝負が終わった後は 負けを支払う気が失せる」ということに起因しているのではないだろうか。

冷静に考えればわかるが、負けた後に借りたお金を返す気など失せていて当然である。だからこそ、賭博場でのルールは、いつも「現金の前払い」なんだろう。そしてもう一つ…。博徒に金を貸すのは絶対のタブーなのである。


■踏み倒しのK

ところがどっこい、そんなことはお構いなしでだれかれかまわず金を借りまくる輩がいる。ボクが通っていた店では、Kがそうだった。

突然、呼び止められ喫茶店に連れて行かれる。そしてそこで彼が話すのは、こういった内容だ。

「なあ 悪いけど5万円ばかり貸してくれや 今ワシ懸命に234番追ってるんや 吹いたら返すから なんとか頼むわ」234番というのは、フィーバー機である。そう回りもせず鳴かず飛ばずの台である。

そういった台に勝負する金を、平然と他人に貸せというのがこういった輩の常だった。そして貸さなければ凄んだり嫌がらせをしたりするのである。

その筋に少しばかりつながりがあるというのが、Kの強みだった。だから彼はそのことをちらつかせ、誰にでも金をせびった。

勿論だが、返す気など全くない。というか、ボクはそれまでに返してもらった人を知らないのである。金を借りた人物とホールで隣通しで座っても、全く意に介さなかった。まるで金借りマシーンである。

そういった蛆虫のような人物が出入りする場所に、ボクは毎日のように通っていた。 

続く

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