こんばんは、タカビーです。今夜から、またシリーズで書かせていただきます。

さて、いろいろな場所でカジノ解禁が話題になっている今日この頃です。

なぜ今、カジノ解禁なのか? カジノ解禁することで、何か良いことがあるのでしょうか? 

カジノ解禁に積極的な人々の意見を聞いてみると、兎にも角にも外貨獲得・景気回復の起爆剤といったような答えが聞かれます。それは突き詰めてみると「観光需要の増加による外貨獲得が見込め 景気回復の一助となる」ということでしょう。

さて、本当にカジノ解禁賭博合法化は外貨獲得を実現し、日本経済回復の起爆剤となりえるのでしょうか?


なかなか厳しい 世界のカジノ事情

ところが今現在、世界のカジノには北風が吹いています。マカオとシンガポール以外で、元気のあるカジノはないに等しいです。

マカオの興行収入にも、翳りが見え始めています。中国当局がマカオにおけるマネーロンダリングの監視を強化し始めたからです。詳しい方なら、よくご存知でしょう。つまりマカオが今日まで発展したのは、中国の富裕層によるマネーロンダリングの影響が大きいということです。

ラスベガスはリーマンショック以来、凋落を続けていて、多くの従業員が職を失いネバダ州を出ていったといわれています。そういったことを考えても、また日本産カジノのエンターテイメント性を想像しても、今国内にカジノを導入して外貨を獲得できる可能性は低いように思えます。



■カジノが解禁されたらパチ・スロは?

それとカジノ解禁賛成派の中には「カジノが解禁されたら パチンコ産業が衰退する」など思い込んでいる人が多いです。

私はそれが大きな間違いだと思っています。なぜなら、カジノ解禁に際して入札し指名されるのは、殆どがパチンコ産業にかかわる業者だといわれているからです。最近ではカジノ解禁を見越して、パチンコメーカーなどギャンブル産業の株価が高騰しています。

それともう一ついうならば、カジノ推進派の人たちで「カジノが解禁されたら パチ・スロは今後こうなる」などといった具体的な話をしている人物など、一人もいないのです。

逆に「カジノの中にパチ・スロを設置する」とまで言っている人がいるほどです。ハンガリーは、一部のカジノを除き国内からスロットマシーンを撤去することを決定しました。こういった国際的な流れを完璧に無視するのが、今回のカジノ解禁なのではないでしょうか?


■合法化に際し 今議論すべきこと

そうはいうものの、今回の国会でカジノ合法化法案はおそらく通過することでしょう。ここはこの合法化の内容について、議論し検討する方が現実的なやり方だと思います。

私は新たな賭博の導入に反対する立場ですが、批判覚悟で申し上げるならばカジノ解禁にもメリットはあります。まあ、それは後述するとして…。

カジノ合法化に反対する人の意見を聞いてみると、それぞれ多岐にわたっていることが多いです。

・青少年の健全育成に及ぼす影響
・依存問題
・犯罪防止問題
・現存するパチンコ産業の問題
・収益性の問題

まあ一言でいえば…

「今現在 ここまで市中にパチンコが溢れているこの国に カジノを作ったらどれだけの社会問題が発生するのか? また外貨獲得とはいうけれど どんな裏付けがあってそれだけ多大な設備投資を行ってまでやる必要があるのか?」といったことでしょう。

まあそれぞれが納得できる内容でもあるのですが、ぶっちゃけたハナシ「どっかの孤島にでも作って 一般庶民がなかなか手の届かないように営業すれば 別段大きな問題も発生しない」ことは確かです。

しかもカジノ解禁による賭博合法化がパチンコ産業の3店方式に終止符を打ち、適切な「賭博税徴収システム」を作るのであれば、それはそれで一つの成果といえるかもしれません。

また、少し発展した話になりますがカジノ・公営ギャンブル同様に、仮に今現在市中にあるパチンコ店を全て出店地域制限し賭け額上限設定のもとで管理できるのであれば、依存問題も社会問題も大きく減少すると思われます。


■賭博者登録システムとは

それらの構想を実現するために必要なもの。それは「賭博者登録システム」だと私は考えます。以下、私が考えるシステムの概要です。

簡単にいえば、TASPOのようにギャンブルする人がID登録し、賭博場の入り口で認証されないと入場できなくするシステムです。勿論ですが、ギャンブルしたい人だけが登録すればよいというものです。マイナンバー制度や住基基本台帳などとは関係なく、システムを構築することが望ましいと思われます。

このシステムでは個人ごとに所得などに基づく賭け額の上限設定がなされ、生活保護者や依存症ギャンブラーなどはIDの取得ができなくなります。

そればかりか、ID登録した人でも投資が上限額を超えると、次の月まで遊戯できなくなるという制度を用います。このあたりの基準を投資の限度額というものにするか、投資額と払い戻しの差額(いわゆる損益)を対象にするかは議論の余地があると思います。

依存者の克服に携わっている私からすれば、投資額を基準に上限を設定する方が良いというのがホンネですが、遊戯する人からすると醍醐味がないということになるかもしれないからです。


■このシステムのメリット

1.ID管理による賭博者登録制度により 生活保護受給者の賭博依存問題や個人の堕落を未然に防ぐことができる

2.個人の投資上限額を設定できるので やりすぎによる個人の破産・破たんなどを防げる

3.パチンコ店の入場制限が可能になり 青少年の賭博遊戯を防止できる

4.市民圏から賭博(パチンコ・パチ・スロ)を排除できる

5.全ての賭博に適用するので やり過ぎという問題がなくなる

5.公正な課税システムを構築できる



もしもこの構想に賭博業界が積極的になれないというのであれば、ひとえにそれは彼らが「賭博による売上額の頭打ちを警戒するから」といえるのではないでしょうか?

次回から、賭博者登録システムの概要について、さらに詳しく書いてみたいと思います。

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