こんばんは、タカビーです。

362412599_9e7dfd1eed_m一昨日、仕事で飲食店の主とお話したのですが、コックさんの勤務怠慢でお困りとのことでした。

よくよく聞くと、そのコックさんは昼の時間帯と夜の時間帯の間にパチ屋に行くということでした。その結果、勤務意欲が低下したり、会社から給与を前借したり、時間になっても戻ってこなかったり、いろいろと店に悪影響が出ているそうです。

その人は料理の腕前も良く、店の花形ともいえる存在です。それゆえ店側が頼る部分が大きく、また本人もそのことをよく知っていて無茶を言ってくるのだそうです。お店は繁華街にあり、すぐ近くにパチ屋があります。どうすればよいか、店主さんは頭を抱えておられました。

以前より私は何度も、バクチが原因で身を滅ぼした飲食店の店主や従業員を見てきました。飲食業というものは他の業界に比べ、ギャンブルと縁が深いものです。

店主は厳しい自己管理が必要ですし、合わせて従業員の士気を上げる為にいろいろと工夫を凝らさねばなりません。冗談抜きで、店員のパチンコが原因で店を畳んだケースさえ有ります。

一昨日は店主さんに、空きの時間帯を埋める工夫をしていただくことにしました。また、いろいろな手続きを踏まないといけないのですが、その時間帯の勤務に対し何らかの手当が出るよう就業規則を見直す提案もしてまいりました。

今夜は、「相手の正体を知る」というテーマで書かせていただきます。


差し伸べてはならない手

イネイブラーというものは依存者とかかわり続けることが、生活の一部になっている。そして、自分がいないと依存者自身の生活が成り立たないと信じ込んでいるのである。

だから懇願されると、すぐに手を差し伸べてしまう。差し伸べる手が相手のため、果ては自分自身のためだと錯覚しているのだ。

だがそういった方のお話をよく聞くと、手助けなどしなくても相手は一向に困らないというケースが殆どである。

これは子育てにも通じることだが、生きていく上で「差し伸べてはならない手」というものがある。そしてそういった「差し伸べてはならない手」は殆どの場合、相手のためと言いながらも実際は自分の欲望を満たすための一手段に過ぎない…。



■愛は依存に勝てるか?

さて今日までイネイブラーの問題行動について、いろいろと書いてきましたが、心中穏やかでない方も多いことでしょう…。勿論、私はあなたのそういった気持ちがよくわかりますし、依存者側に大きな問題があることも承知の上です。

まず第一に依存者がいる家庭では、依存者自身が高圧的な態度でイネイブラーに金を無心したりすることが多いです。実際そういった脅迫に屈して、金を手渡す人がいます。ちなみに「無心する」とは「無遠慮に金品をねだる」という意味です。依存症ギャンブラーにはピッタリの言葉だと思われませんか?

無心するといえど、緩急を使い分けるのが上手なのは依存者の特徴です。つまり、ある時は悪魔になり、またある時は天使のようないい子ちゃんだったりするのです。

ですがここで一ついえることがあります。それは依存者の行動を信用するということ自体が大きな間違いだということです。これは重要なことなので、再度書いておきます。

依存者の行動を信用するということ自体が大きな間違いなのです。

ちょくちょく「私が愛を注げば いつか分かってくれる…」などと涙目で囁く方がいらっしゃいますが、とんだ見当違いです。通常の場合、愛は依存に勝てません。依存は心の病であるということを、片時もお忘れにならないことです。

振り返らない相手のことを嘆く方が多いですが、依存症ギャンブラーとはそういったものと心得てください。依存が快復しなければ、人格も戻っては来ないのです。


■甘えに屈するということ

依存者は甘え上手です。だからついつい世話を焼いたり金を手渡したりしてしまう方が多いのですが、ここでよくお考えください。依存者の目的が一体何であるのかをです…。

依存者の「甘える行動」というものは、殆どの場合依存という病によって引き起こされているものです。依存者に愛がないとは言いませんが、依存してしまうと本来持っている愛は賭博の前に埋もれてしまうのです。

依存者があなたに甘える目的というのは、自分が幸せになるためでも、あなたを幸せにするためでもありません。ただ単に、ギャンブルするためのお金をあなたから得るという目的だけなのです。

そういった目的を持った依存者に金を与えたり世話を焼いたりするのは、「お願いします あなたの世話をさせてください」とばかり土下座し続けるのと同じことです。「甘え」に屈してはならないのです。


■依存症ギャンブラーの正体を知る

日常的にあなたが気をつけるべきことは、相手を冷静に観察してみるということです。そこで自分というフィルタを通してはなりません。ストレートに相手を観察することです。

ありのまま、「人物」を観察することです。きっとあなたも赤の他人を見るときは、冷静にしっかりと観察されているはずです。そういった目で、自分のパートナーをご覧になってみてください。

そうすれば、必ず相手の本当の目的がわかると思います。おそらくですが、覗きこんだ相手の心の中に、本人の未来はなく、家族の幸せもなく、またあなたへの愛さえもないことでしょう。私はそのことに早く気づいていただきたいのです…。

繰り返しますが、依存症ギャンブラーの目的はただ一つ、自分がギャンブルし続けるということだけです。またその目的のためなら、鬼にもなりますし、ウソもつくといえるのです。

ではそういったパートナーに対し、あなたができることは何でしょうか? それは簡単なことです。愛を持って放置してください。

次回は「愛のある放置」について書かせていただきます。

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